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ヘブンメーカー ー恒川光太郎 ー角川書店

heveanMaker
 スタープレイヤーⅡとあるようにスタープレイヤーの続編。
恒川さんの作品は「夜市」、「風の古道」、「竜が最後に帰る場所」、「金色の獣、彼方に向かう」、「私はフーイー」などが好きなんですが、スタープレイヤーシリーズは何が主題なのかよくわからない。
 古代の神々は稚拙な印象の描かれたをすることが多いが、この本に出てくる若者たちには現代人の稚拙さがある。世の中は、そういうもので出来ているということかな。
 一番好きな一節は「狸が糞をして、木が生え森ができた」というところ。
 こういうのを書いて売れたら楽しいだろうなあとうらやましがっているというのが私の本音なのかな。